有酸素運動をすると太るかもしれないと言う話。

どーも 鍼と灸 えんの渉です。

 

今回は運動の話です。

「有酸素運動をすると太る」いかにも注目を集めるためにつけたようなタイトルですが、僕もこれを知って驚きました。

筋肉を動かす仕組み等を理解していないとなかなか分かりずらい内容なので、少し生理学的な仕組みも含めて説明します。

 

体は、食べた物や脂肪等、体に蓄えた物を熱などのエネルギーに変えて使っているのですが、
筋肉は、運動をしていない時でも、体温維持などのためにエネルギーを使い続けているのでカロリーが消費されます。

「基礎代謝」と言うやつですね。

運動をして筋肉を動かす時に熱とエネルギーを発生させることを「熱効率」と呼びます。
熱がエネルギーに変わる割合が高ければ高いほど、熱効率(燃費)が良いと言うことになり、少ない燃料で長時間動けるようになります


長時間の有酸素運動を続けていると より「熱効率」の良い(燃費の良い)筋肉になっていくため、運動をしていない時(安静時)に作られる熱も少なくなり、全体的に省エネモードになります。

省エネモードになることで、運動をしていない時(安静時)の消費カロリーが少なくなり、有酸素運動をし続けていないと太ってしまう。という結果になってしまいます。

「有酸素運動で脂肪を燃焼させたいけど、やり続けないと太るならばどうすればいいんだ?」と思ったでしょうが、答えはやっぱり筋トレです。

有酸素運動で鍛えられるのは「遅筋」と言う持久力のある筋肉、筋トレで鍛えられるのは「速筋」と言う持久力では遅筋に劣るが、パワーや、基礎代謝UPに優位な筋肉。

有酸素運動もして、しっかり筋トレもする どうやらこれがベストのようです。

筋肉量が減りすぎてしまうと、生活習慣病の原因になったり、体のバランスが崩れることで痛みの原因にもなります。
まずは無理せず継続できるトレーニングから始めていきましょう。

それではまた。