患者さんによく「ヘルニアって治るんですか？」と聞かれます。

もちろんヘルニアの症状の改善は可能です。

そもそも"ヘルニア"とは何か？と言うことですが、レントゲンを見ながら説明された方はご覧になったと思いますが、人の背骨は いくつもの骨が重なって構成されています。

その骨と骨の間に繊維質のクッションの様な物があり、そのクッションの中に入っている物（髄核と言います）が飛び出した状態が"ヘルニア"と呼ばれています。

「中から飛び出したものが神経に触れることで痛みが出ています。」と説明を受けると思いますが、不思議なことに飛び出した直後は痛みがなく、何年か経ってレントゲンを撮ったタイミングで「以前ヘルニアになっていましたね。」と言われた方に多く会ってきました。

クッションの中身が飛び出した直後に痛みが出ていないのであれば、飛び出した物と痛みは関係なさそうですよね？

では何故痛みが出るのか？

それは、骨と骨の間のクッションの中身が飛び出したせいで痛みが出ているのではなく、クッションの中身を飛び出させる程硬くなった”筋肉”が痛みの原因だと考えています。

実際に全身の筋肉を緩めることで多くの方は症状が改善されています。

ヘルニア＝手術と考えず、色々な方法を試すことをお勧めします。